INTERVIEW 007

本当にそうなのか、それはなぜそうなのか。本質を見極めることが大切。

株式会社 GREETING WORKS

取締役社長 内本悠斗

内本社長のご経歴を教えてください。

高校を卒業して大学へ進学はしたんですけれども、大学1回生の終わりに、子どもがお腹にいることが判明しまして、今でいうと授かり婚をしたんですね。

大学2回生になってから大学を辞めることを決意して、新卒の就活というよりかは、中途採用に近いかたちでお仕事を探しました。

なので、社会人のスタートは20歳のときですね。

当初務めた会社が、IT系パッケージを販売しているベンチャー企業で、そこの営業職からキャリアをスタートしました。

そのおかげもあって、WEB・IT領域というところに、自分のキャリアのメインを据えるようなきっかけになりました。

全国の中小企業様向けに、EC化の支援をさせてもらったり、サポートをパッケージにしたものを販売をするというところで仕事をさせて頂いてて、その後、営業部内のコールセンターの責任者というかたちで統括職にまでステップアップさせて頂きました。

その後はコンサルの方に転職して、大手から個人事業主の方まで幅広く、WEB・ITの領域で出来る範囲のことを全てサポートするというようなかたちで色んなクライアント様と伴走型でお仕事をするという経験を積みました。

私自身は大阪出身で、最初は大阪で勤めていたんですけど、1社目の途中、20歳半ばくらいから東京本社に異動していたんですね。

でも家庭の事情もあり、大阪に戻ってくることになりました。

当時WEB・ITの領域から離れるつもりは無かったんですけど、キャリアステップを積めば積むほど、本社が集約している東京に戻るであろうことは容易に想像出来たのですが、関西から離れることはすぐには選択できなかったので、地場で仕事が出来る業界・業態というところで、ちょっと業種を変えてみようと思い、人材紹介業に着目し、JACリクルートメントという会社のセールスコンサルタントとして務めることになりました。

転職希望者を探している企業側と、お仕事を探している転職希望者の両方を一人でサポートするという形態の人材紹介業に携わらせて頂いたというところで、大阪でのキャリアをリスタートしたというようなかたちですね。 ここでは2年弱くらい務めていたんですけど、当時のクライアント様の1社だったのが、現在のこのGREETING WORKSです。

もともとはクライアントさんだったんですね!

そうなんです。

奇妙な縁で、JACリクルートメントで務めていた時の上司が、現在のGREETING WORKSの代表取締役会長である徳丸と20年来の旧友で、上司から旧友のところへ営業に行ってこいと言われまして(笑)

えー!それはまたすごい話ですね!

なので最初は営業として、案件をやらせて下さいということろからご縁を頂いて、非常に良好な関係でお付き合いをさせて頂いていたのもあって、最終的に入社させて頂くことになりました。

GREETING WORKSに入ってから、もうすぐ7年になるんですけど、入社した時点においては、主幹事業である挨拶状のECサイトの事業と、他にも新規事業が2つ3つ動いていたところがあって、入社時点では経営企画・営業企画というような観点で全社的な事業ポートフォリオの最適化であったりとか、新規事業の推進改善みたいなところの役割を果たすということろから仕事を始めて、途中で主幹事業の責任者の方も経験させて頂いて、入社して3年経った2020年の7月に、取締役社長に就任して現在に至ります。

ありがとうございます。それにしても、本当にすごいご縁ですね。結構そういう出逢いからのご縁って多いんですか?

ぼくが知っている範囲では、結構あるみたいですよ。

やっぱり仕事ぶりを見ているわけじゃないですか。

全く知らない人よりも、仕事で関わりがある分、信頼が増すというか、実績というかたちでその人の仕事ぶりを知っているというのは、お誘いしやすいのかなと思います。

ありがとうございます。では、今現在社員さんもたくさんいらっしゃると思いますが、一緒に働かれている社員さんたちに快適に働いてもらうために、内本社長が何か心がけていらしゃることはありますか?

そうですね、わかりやすく制度でいうと、現状当社の福利厚生はまだまだ充実している方ではないんですけれども、「トレーニングデ―」という風に名前をつけて、週に1回、金曜の昼12時から、勤務時間中になるんですけど、プロのトレーナーと契約を結んで、健康増進を目的として実際に社員に運動の機会を提供しています。

社員の皆さんには、何かしらのかたちで運動してもらうというところを、福利厚生のひとつとしてやってもらっているというのが、当社の特徴なのかもしれないですね。

それは、このビル内にそういうフロアを設けていらっしゃるんですか?

はい。

このビルの何フロアかお借りしているんですけど、2階にフリースペースを広めにお借りしていまして、打ち合わせとか、何かイベントをやるときに使っているんですけど、金曜のその時間だけはトレーナーがそこに来て、全員がトレーニングウェアに着替えて動いています。

もちろん全員強制というわけではないので、希望していない社員に関してはストレッチをするコースだったりとか、呼吸の改善であったりとか、何かしら身体に対する意識を向ける時間をとらせてもらってます。 心地よい環境づくりの例で分かりやすいものとしては、そんなところです。

ありがとうございます。あまり聞いたことが無い素晴らしい福利厚生の制度で、すごく良いですね!しかもトレーナーの方をお招きしているというのが、徹底されていてすごいですね。

私もそうなんですけど、会長である徳丸も、学生時代スポーツに結構時間を費やしてきたというのもあって、割とスポーツに対する熱量はある方なんですよ。

私が社長職になった頃に、スポーツに関連する領域でのビジネス展開というものを水面下で考案していて、結果的に現在、株式会社Athlete Worksというジュニアアスリート向けのトレーニングビジネスをしている会社を設立していて、そこで小中学生をメインに、次世代のアスリートを育成していって、怪我の予防という観点でも、身体作りに特化したトレーニングというビジネスを始めさせて頂いているんですけど、子どもたちに教えるとなると、もう一段意識とか技術レベルだったりとか、身体のことをよくわかっているトレーナーじゃないとダメだと思ったんで、結構選別をさせて頂いた中で、このクオリティであれば、大人に対しても何かしら運動の機会を提供できるなと思い、自社で試すことになったのが、この福利厚生制度が生まれることになったきっかけです。

そうなんですね!ちなみに、学生時代は何のスポーツをされていたんですか?

私も会長も、2人とも野球です。

むしろ、野球しか知らないです(笑)

それぞれの息子たちもやはり野球をしてくれていますし、とても野球熱の強い家庭ですね(笑)

ありがとうございます。では、今お話頂いた福利厚生制度ももちろんそのひとつだとは思うのですが、御社の一番の魅力は何ですか?

そうですね、事業の魅力であったり、お伝えできることはたくさんあるのかなと思うんですけど、共通の理念や価値観に対して、共感を持って入社してくれているメンバーが集っているということが結構大きいと思います。

理念、ビジョン、価値観を強く発信している方というか、浸透を考えたうえでコミュニケーションをとることをしているので、それらに共感し、協調性の高い方が集っているというこの環境が、働きやすさに繋がり、社員からもプラスの声を頂いています。

それが一番のうちの強み、魅力だと思います。

ありがとうございます。では次に、内本社長がずっと大切にされている言葉や、尊敬されている、目標にされている方はいらっしゃいますか?

尊敬している方がいないわけではないんですけど、具体的にこの人物を尊敬しているというのは正直あまりなくて、出会いがたくさんあった中の、その人が持っているひとつのエッセンスであったりとかを、ピックアップして自分のものにしていこうみたいな考えがあって、なりたい人物像は1人には絞られていないですね。

ただ、この会社に入るきっかけになった徳丸と出会ったことで、今の自分に足りていないというか、もっとここを強くしていきたいなという人格形成の部分で、器の広さだったりとか、懐の深さみたいなところは、今でもまだまだ学ぶことが多いですから、そういった意味では、学びのメインにさせて頂いているのは、やはり会長である徳丸かもしれませんね。

あと、自分の中で大切にしているポリシーでいくと、いくつかあるんですけど、その中のひとつとして、本質を見極めろという言葉を、自分に対してもよく問うようにはしています。

本当にそうなのか、それはなぜそうなのか、みたいな、ひとつひとつの事象を深く掘り下げて自問自答を繰り返して本質的な部分を掴みとって、自分のものに変えたり発言したり、行動したりするみたいなことを、何においても大事にしていますね。

ありがとうございます。では次に、内本社長が今の会社の社長になられてから、一番困難だった壁は何かありますか?

今も続いていることではあるんですが、社長職に就任する以前も、部長職として働いていたこともあって、全体責任というものをもともと持ってはいたんですが、結構自分の自負としては、割とその延長線上にこの役員職や社長職というものが存在していると思っていたんですね。

もともと全体を見ていたし、業績も管理していたし、組織も管理していたので、大きく意識を変えなくても、今の視座、視野で社長職を全うできるんじゃないかと考えて、社長職をスタートしたんです。

しかし、当時就任したタイミングは、コロナが蔓延し始めた初年度で、持続可能性の全貌がみえづらい、何が起きるか分からない状況での始まりだったので、そもそも延長線上でいけるだろうと考えていたことが、外部環境的にも全て覆されたというか、まず自分の中で舐めてかかったわけではないんですけど、まず自分の考えを置いていかないといけないなと直面させられたのが、一つ目の苦労した点ですね。

二つ目としては、延長線上にあるというのが結構間違いだったなというところです。

どちらかというと、以前は牽引する側の部長職、今の自分の立場としては、預かる側としての役員職という部分の違いが、自分の中でしみじみと感じるところではありますね。

ですので、もう一度役員職として学び直しというか、代表者としての在り方は何なのかとか、役員としての責任・業務って何なのかということをもう一度見つめ直して取り組んでいこうということを、改めて認識して取り組み方を変えていってます。

ありがとうございます。今もなお、常に考えながら成長され続けていらっしゃるということで、素敵なお話だと思います!

では次が最後のご質問になりますが、内本社長が最近買われた一番高い物は何ですか?

最近買った高いもの…、何でしょうね、ちょっとカードの履歴見ても良いですか?(笑)

もちろんです、どうぞどうぞ(笑)

ちょっと待ってくださいよ、今履歴見てるんですけど、飲み屋とコンビニしか出てこない…(笑)

それはそれで面白いじゃないですか!めちゃくちゃ親近感湧きますね(笑)

あ、でも、そういえば一昨日くらいに、うちの上の子がこの4月から高校に入学するんで、その入学のお祝いでスマホを買いましたね、8万か9万くらいの。

記憶の範囲では、本当にそのくらいです(笑)

ちなみに飲み屋で一番高いのは、この間鳥取に出張で行ったんですけど、その時にお取引さまの焼き肉屋さんで会食した際の32,648円という履歴が残っています(笑)

ご丁寧にありがとうございます(笑) ここ数カ月で何名かの社長さんにインタビューさせて頂きましたが、どの社長さんも自分にお金を使うことはほとんどされていなくて、新たな発見ですね! 皆さん、ご家族や知り合いといった誰かのためにお金を使われていて、本当に素敵です!

ではこれで、内本社長へのインタビュー項目は以上となります。 本日はお忙しい中、お時間を頂戴し、本当にありがとうございました。

こちらこそ、遠方までご足労いただき、ありがとうございました。

COMPANY会社概要

会社名
株式会社 GREETING WORKS
事業内容
印刷物・物販のECショップの運営、インターネット関連のITサービス
代表者名
内本悠斗
本社所在地
大阪市北区万歳町4-12 浪花ビル5F
従業員数
60名
URL
https://www.greetingworks.com/
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