福元社長のご経歴を教えてください。
大学は広島経済大学経済学科を出ています。
新卒で、広島県の建設資材のパーツを飛び込み営業に近いかたちで売りに行くというのを、5年半ほどやっていました。
成績でいえば上位10%くらいの感じでしたね。
で、そこを辞めてから、自分で営業代行をしていこうと思ったけど、力及ばず3か月間ふらふらした結果、再就職の道を選んで、東京の不動産開発のグループ会社のベンチャーに創業メンバーとしてアサインしたような感じですね。
高校の時の先輩がそこで社長をやるといって、創業メンバーを募集していたので、当時ぼくは広島にいましたが、全然明日にでも行くよと言って(笑)
さすが、フットワークが軽いですね(笑)

荷物を全部まとめて東京に行ったんですが、その後は1か月もしないうちに、滋賀県に出向になったんです。
その会社で何をやるかというのがあんまり決まっていなくて、同じグループ会社の資本に入ってきた不動産会社の立て直しに行ってこいというようなかたちで、土地の売買を両方していたような感じですね。
そこで10か月勤めて、成績としては一番売っていましたね。
でも歩合も全然もらえないような超ブラックだったんで、もう辞めようと思って、そこから個人事業主として1年間活動したんです。
仕事内容としては営業で、もともと不動産会社の土地を売ったお客さんの土地を整地したり、駐車場をつくったり、各業者の間に入って現場監督のようなこともしながら段取りして、というような具合です。
当時はお金は無かったので、何とか食いつないでいたという状況でしたね。
で、起業する半年くらい前に、やっぱり営業をもう1回学び直そうと思って、テレアポの仕事を業務委託で受けたんですが、そこの会社のキャリアアドバイザー、ぼくの担当者が、今のうちの副代表の小林だったんです。
そこで初めて会って意気投合したんですけど、テレアポ業務がスタートして2時間くらいで辞めました(笑)
えっ?2時間でですか?(笑)
はい、もう向いていないと思って(笑)
対面営業しかしたことないんで、フルリモートでコール業務というのに違和感とストレスしかなくて。それに加えて、ぼくが稼働する直前で小林はその会社を辞めていたのもあり、実際稼働したら稼働したで、「何やこれ、おもんない」ってなって、1週間くらい体調不良を引っ張った挙句、そのまま辞めたという感じです(笑)
小林とはずっと連絡を取っていたので、漠然と何か一緒にやってみようという話になって、色々な準備を進めていて。
そんな中でも食べていくのにお金は必要だったんで、去年の4月から人材紹介会社に就職して勤務することになるんですけど、そこも5月のGW明けに辞めました(笑)
人材紹介会社も合わなかったんですか?
合わなかったですね。
結局最初はテレアポ業務だったんですけど、研修がしっかりしていた会社だったので、1か月間の研修はめっちゃ楽しかったんですよ。
でも社内の風潮としては、今日もやるぞー!というような、ザ・体育会系のような会社だったんで、これは無理やなと思って(笑)

同時並行で小林と起業の準備もしていたので、平日の夜とか、スタバで作業したりして。
土日も起業のための資料作りをしていたんですけど、自分のやりたいことが出来ているこの時間がとにかく楽しくて。
そうなると、平日仕事に行きたくなくなるんですよ(笑)
GWの連休に入ると、自分の作業を進められるのが超楽しくて。
GW終わった後に、もう行きたくない…ってなって、その人材紹介会社の所長に、もう辞めますと言って、その日に辞めました。
そこから、このテレアポの業務、案件と人材のマッチングを進めていこうとなったんですが、当時はまだ個人事業としてやっていたので、企業さんにも、会社じゃないと取引できないと言われて。
それですぐ会社を作らないといけないとなって、7月7日に会社を設立することになりました。
企業までの経緯としてはこんな感じです。
ありがとうございます。では次に、社員さんが快適に働いていくために、福元社長が何か心がけていることはありますか?
それでいうと、コミュニケーションはめちゃくちゃ密にとるタイプだと思います。
小林に関しても、平日のこの時間からこの時間は働こうねっていうスタンスではなくて、自由な働き方をしてもらうようにしています。
自分が一番パフォーマンスを発揮しやすい状態じゃないと、業務しても意味がないと思っているんで。
会社のトップである社長さんがそのようなお考えであれば、働く社員さんも皆働きやすく、助かっているでしょうね。
ありがとうございます。
採用した以上は、こちらも全力でサポートさせて頂かなければなと思っています。
福元社長率いる、縁musubiの一番の魅力は何ですか?
俺です(笑)
か、かっこいいっす(笑)

僕を好いて来てくれる人とか、会社の雰囲気を好いて来てくれる人とか、今後も仲間として迎え入れていければなと思うので。
そういう意味でのうちの強みというと、本当に、人に対することは強いと思います。
マネジメントとか、コミュニケーションとか、そこの力というのは、縁musubiとして強い組織にしていきたいですよね。
ありがとうございます。では次に、福元社長が大切にされている言葉や、尊敬されている方、目標とされている方はいらっしゃいますか?
大切にしている言葉は「ご縁」です。
尊敬している方はいないです。
この人みたいになりたいといったことはあまり思ったことが無いですね。
誰かの下じゃなくて、自分でその時代とかを作っていきたいタイプで。
もちろん、ベンチマークしている方はいます。
ビジネス界隈でいうと、孫正義さんとか、キングコングの西野さんとか、XでいうとBUDDICAの中野さんとか、GOAL-Bの山宮さんとか、最近この人すごいなと思ったのが、商品のプロデュースをされている女性なんですけど、柴田陽子さんという方で、ローソンのプレミアムロールケーキといったスイーツや色んなブランドものや商業施設とかも全部プロデュースされてきた方なんですけど、そういう方の感性とか、ビジネスのマインドとか、考え方みたいなところをベンチマークしているくらいで、でもこの人になりたいというのは思ったことがなくて。
この人たちと同じくらいの位置とかそれ以上にはには行きたい、いずれ行くだろうなと思いながらやっています。
ありがとうございます。会社名にもなっている「ご縁」は、やはり特別な言葉なんですね。
でも「ご縁」という言葉を強く意識したのは、それも不動産営業の時で。
出会ったその日に500~600万くらいの土地を買っていただくんですよ。
ぼくは押し売りはしたことなくて、ぼくだから買ってくれたというのは常に思っていたんで、お客様が帰られる時とかに、「これも何かのご縁ですね」「担当が福元さんで良かった」というこの言葉のセットを、めっちゃ言われてきたんですよ。
こうやってちゃんと言葉としてお客様に言われたときに、「ご縁」ってやっぱり良い言葉だなと思いましたね。
なので、もう個人事業主のときに、この縁musubiという屋号はつけたんですよ。
そこからずっとご縁と言っていますね。
では次に、会社を作られてから一番困難だった壁、辛かったことはありますか?
なんだろう、そこまで辛いと思ったことは無いかな?
でもやはりキャッシュ、利益という部分は気にします。
今も全然潤沢ではないですし、ぼくも役員報酬は一番低く設定していますから。
そこまで利益を出せていないというのは現実的にはあるんですよ。
ただ、ぼくじゃなくても、副代表の小林はちゃんと最低限希望する額というのは取れているし、業務委託の方に対してもちゃんとお支払いは出来ている。
それでみんなには喜んでもらっているから、あとはこれをどんどん形にしていくだけだなと思っているんです。
なので、今自分がそれで幸せじゃないかというと全然そんなことはなく幸せだし、今やっと土台ができたくらいなので、ここで目先の売り上げばかり求めてしまうと、やはり自分たちが大事にしている部分が失われたりするので、ひとつひとつのお客様を大事にしていくことかなと思います。
目の前の数字とか目の前の人っていうのを、ちゃんと感謝とか礼儀礼節の心をもって接していけば、絶対に良くなる。副代表の小林にも、今しんどいのは当たり前、でも今ここから逃げたら、絶対悪い方向に行くから、俺が今大事にしていることをとにかくやって欲しいということをとにかく言っています。
そしたら実際全部うまくいっているんで、不安とかは良い意味で無いです。
そうやって信じることは、やはり大切なことですね。本当にお話を聞いていたら、上に立つ素質にあふれているというか、今の立ち位置が適材適所というか、そんな感じがします。
縁musubiとしての会社の立ち位置はどうとっていきたいかというと、今も営業支援の会社として「支援」している会社なので、企業の支援とか、人を育てるとか、そこはこれからも誰かを支援していく、誰かに何かをしていくというポジションをとっていきたいなというのは思っていますね。
こうしたら良いんじゃない?とか、こうすれば良くなるよ、というよりかは、一緒に考えて何か形を作っていくところが、ぼくとしては今後もやっていきたいところですね。
そのようなお話からも、福元社長の魅力=縁musubiの魅力ということがよく分かります。では次が最後の質問になりますが、最近購入された一番高価なものは何ですか?
高いものかー!ちょっと待って、30秒下さい(笑)
あまり物欲なくて、誰かに与えたいタイプなんですよね…。
うーん、何やろう…。あ!ありましたありました、ホワイトボード!(笑)

ホワイトボード?会社のですか?…そんなに高くないですよね?(笑)
高い高い、1万2000円(笑)
会社のお金で買いましたけど、ぼくは自分の脳内をでっかいキャンパスに書きたかったから、何とかホワイトボードを買わせてくれよって小林に頼み込んで(笑)
ようやく今月買ったのが、このホワイトボード(笑)
っていうくらい、本当に自分にお金使わないんですよ!
お金が無いのもありますけど、仮にお金があったとしても、ぼくも小林も、たぶん誰かに会いに行くとか、何かの人的投資、機械投資、あとは誰かをメシに連れて行こうとか、そういうお金の使い方をしていくんだろうなと思います。
結論、ぼくあんまり金かからないっす(笑)
そうなんですね(笑)ホワイトボードの1万2000円は、この先なかなか下回って来ない気がします(笑)
では、今日はお忙しい中本当にありがとうございました。Xでも魅力的な方だなと思っていましたが、今回お話を聞かせていただき、より一層魅力を感じました!今後もますます応援させていただきます
!
こちらこそ、今日は楽しかったです。
ありがとうございました。