中田社長の経歴を教えてください。
ツイッターのアカウント名(中田和寿@ロックすぎる社長)もそうなんですが、元ミュージシャンということで、ロッカーをやっていましたね。
かなり小さいころから、音楽で飯を食うぞという志があったもので、ピアノをやり、そこからギターに転向し、死ぬほど練習してきた結果プロになることができました。
ギターだけでなく、歌も歌っていましたね。
日本全国ツアーをやったり、有名アーティストたちとフェスをやったり、ワールドツアーも経験しました。
アマチュアバンドの大会で優勝して日本一にもなったこともあります。
当時、人生の大半は音楽が占めていましたが、結婚して長女が産まれたのがひとつの転機となり、経営の道に進むことになりました。
ミュージシャンの社会的信用のなさを経験したのも、経営の道に進むきっかけとなったひとつです。
家や車を買うのに、ローンが組めなかったとおっしゃっていましたね。
そうですね。そういったことが重なり、ひょんなことから経営の道へ進むことになりました。
ミュージシャンとしての自分があって、会社経営の道に飛び込み、そこからいろんな人とのお付き合いがあって、今に至っています。
中田社長が経営されている会社の社員さんたちを大切にするために、何か心がけていることはありますか?
コミュニケーションを多くとるように心がけていることですかね。
毎日必ず誰かに積極的に話しかけるようにしています。
確かに、一緒に仕事をさせていただいていると、もちろん話しかけて頂くことも多いですが、それ以上に、いつも話かけやすい雰囲気を出してくれていますよね。
人間誰でも、心の底には好き嫌いがあると思いますが、基本的にそれを表に出さないのが上位者の責任と義務だと思いますし、たとえ5分だけの会話であっても、全社員に対して公平感を出さなければいけないことだと思っています。
コミュニケーションと適切な人事評価、そしてそれを還元するための制度をつくるといったことが、常日頃から心掛けていることですね。
そんな素敵な中田社長率いる、サードライフの一番の魅力は何ですか?
「サードライフはこういう会社です」といった定義がないのが、一番の魅力だと思っています。
アーティスト時代からつながっていたデザイナーであったり、システムエンジニアであったり、税理士であったりという、この人と一緒に仕事をしたいなと思える人に直接会いに行って、起業する旨を伝えたところ、嬉しいことに、皆一緒にやりたいと言ってくれて。
こういう会社をやりたいんだというよりかは、それぞれのプロフェッショナルが集まって、それぞれの魅力を発信していくというのがひとつのスタイルかなと思います。
お客様から難しい課題をお願いされたとしても、それを柔軟に解決できるのもサードライフの魅力の一つですね。
今後どうなっていくかわからない、未知の会社です。

素敵ですね。中田社長が大切にされている言葉や、目標にしている、尊敬している人物はいらっしゃいますか?
尊敬している人ですか、難しいですね。特にメンターなどはいないですし(笑)
経営を教えてくれた人がいるわけでもないですし、ギターも歌も独学でしたから、誰にも習ったことがなく、今までやってきました。
そうですね、そういえばすべて独学でやってこられたんでしたね。

今日をなんとかしなければ明日食べるものがないという世界でやってきましたから、自分でなんとかするしかないと必死で階段を上ってきたような気がします。
人生フルコミッションです(笑)
もちろんすべてをひとりでやってきたわけではないので、今まで1000人を超える経営者の方々とお話しもさせていただき、そのすべてが良い経験になりましたし、音楽に関しても大好きなアーティストの影響を受けてきましたから、直接師事することはなかったですが、見て、聞いて、学んできたというのが一番大きいと思います。
それと、大切にしている言葉ですが、これはアーティスト時代から変わっていない2つの座右の銘みたいなものがあって、ひとつは、
「今を受け入れて、今を全力で生きて、今を超えていく」というものです。
今何か足りていない、今負けているという情けない自分を受け入れることはすごく大事なことで、それを受け入れた上で、今できることは何か全力で考え、打開策を打つという生き方を大切にしています。
もうひとつは、
「関わる人たちの幸せの大きさが、俺の存在価値の大きさ。俺自身の成長が、その大きさと未来を作る」と本気で思っています。
どちらも、おっしゃることが本当に恰好良いですね。
恐縮です(笑)
皆が抱えている幸せの量をもっと大きくするために、俺自身がもっと成長しなければならないという心構えです!
身近で見ていて、それは本当に感じています。では、そんな中田社長が描く、サードライフに今後のビジョンはどのようなものですか?
当初サードライフを起ち上げた時、あるひとつの目標があって。
今の日本社会が起業しにくい環境なのかなと、すごく感じていたんですね。
サードライフは、将来的に、次世代の経営者を育てていけるような会社にできたらと思っています。
何かのサービスに特化した起業をしたいんだ、こういうものを作りたいんだというメーカー色の強い思考の持ち主であったりとか、起業をするとなるとある程度資金もいるし、大好きなサービスだけを追求するわけにもいかない。
経理もしないといけないし、税務って何なの?労務管理って何なの?といったものも含めて、全部うちで学べばよいじゃない、と。
何なら、そういったバックオフィスはサードライフに任せて、思う存分サービスを追求してもらっても良いと思うんです。
面白い発想を持った起業家たちの力になれたら良いなと思いますね。
ただ、個人的な感じでいくと、一日畑におりたいんですけどね。 ずっとトマトとか眺めていたいです(笑)
がらっと変わりすぎですよ(笑)それはもう完全農家です!いずれそれが実現できるように、これから頑張りましょう!そして最後に、サードライフメンバーの一人が、ぜひいろんな社長さんに聞いてほしいと言っていた質問がありまして。中田社長がここ最近購入した、一番高価なものは何ですか?
何でしょう。一番高いものは、テントですかね。
アウトドアに関して無知なので教えてほしいのですが、高いテントってどれくらいするんですか?
サイズや生地にもよりますが、私が買ったのはローレンスというメーカーのもので、25万くらいしましたね。
おぉ、良いお値段!でもキャンパーの夢ですもんね。

今テントも5つ持っていますが、気分や天気によって使い分けています。
さっきのローレンスのテントもね、もう衝動買いよ(笑)
展示されている現物を見て、良いなあと思ったら、買って帰ってました(笑)